ぽみのすけblog

うまく話せないから書きます。

津村記久子さんの文章が好きだ

最近読んだ本です。

 

彼女の書く文章の好きなところは、⒈淡々としていて湿度が低いところ ⒉でも登場人物の性格や心情がしっかり想像できてしまう文章力 です。

 

⒈について。疲れていたり雑多なことに頭が支配されているときって、読める文章が限られませんか?私はHPやMPがないときには、情緒表現豊かな文章は胸焼けして読めません。頭に入ってこないです。

でも彼女の文章は読める。さっぱりしているからです。情緒表現豊かな文章がヤンニョムチキン味だとすると、津村記久子さんの文章は塩とかポン酢ですかね、さっぱり味です。

私は産前産後から読み始めました。

 

⒉については、彼女は直木賞も受賞されているほどの実力者なので、私が敢えて言及する必要もありません。

 

あと、これは彼女のファンから真顔で「はぁ?」と言われてしまうと思うのですが、幸いにも私はファンの方々のお顔を知らないし、ファンの方々も私の顔は知らないので言ってしまうと、

 

彼女の書いた小説を読むと「私にも書けるかも」と思うんです。

これは、あまりにも私たちの日常に近い世界線で物語が展開されているから、「こんな身近な出来事が小説になるのだったら私にも…」と思ってしまうのです。

でも身近であるが故に、素人の私はいつも作品になりそうなネタを取りこぼし続けてるんですよね、ははっ(自嘲)。

 

なので、津村記久子さんの文章で好きなところは3つですね。

⒈淡々としていて、疲れていても読める ⒉文章力 ⒊読者を思わず「私にも書けるんじゃね」と勘違いさせてしまうくらい身近な出来事を小説にしてしまう観察力