ぽみのすけblog

うまく話せないから書きます。

3月28日(火)最終出勤日

その前にも何営業日か休んでいたこともあり、朝から慌しかった。

引き継いだ仕事の再確認で呼ばれたり、マニュアルを再調整したり。あと、月末にする作業を実際にやりながら引き継ぎしようと思っていたのに後任の方がお子さんの体調不良で急遽在宅勤務に。そのためビデオ通話で引き継ぎすることになりその説明資料を大急ぎでこしらえたりなどした。その方は何度も「ほんとすいません」と言っていて、私は「いえいえ」と軽い調子で答えていたが、内心こういうことを考慮してもっと早くに引き継いでおいた方が良かったなと反省した。幼児はよく体調を崩すし、タイミングが読めないから。

 

話は変わり、引き継ぎにあたりマニュアル作成で苦労したことは、【どのレベルの人向けに作るか】。私はVBAでマクロを組めるくらいにはExcelを触れる。そのため個人的に色々ツールを作っていたのだけど、チームにマクロに明るい人がおらず引き継ぎ資料を作るのに苦労した。前提知識のない人にも伝えるとなると、どうしてもキャプチャと補足の説明が多くなり本筋がわかりにくくなる。かと言って口での説明のみでは抜け漏れが起こる。いっそのことマクロで効率化した部分を旧来のやり方(手作業)に戻して引き継いだほうがチームにとってはやさしかったのかもしれない。

私の母親と同世代で、Excelのスキルは「入力程度」の方に引き継いだから余計にそう感じるのかもしれない。本人も言っていたが、多分年齢的にも新しいものを覚えることにとても時間がかかるのだろう。マニュアルの他にメモもされていたが、引き継ぎ以降も同じことを3回は説明した。聞かれること自体はいいんだけど「あのメモどこいったん?」と思う。

 

チーム全体で共有している管理表(Excel)があるのだけど、みんな好き勝手にセルを切り貼りしているものだから、数日見ないだけで条件付き書式が狂いに狂っていた。今まで定期的に黙ってメンテナンスしていたのだけど何もせずに閉じた。

なんか過保護にやりすぎたな、と唐突に思った。実際に手を動かしたり困った事態に遭遇しないと理解できないものだ。管理表だって「色が変わるはずなのに何故か変わらない」「なんか知らんがファイルが重くて開かない」みたいな困ったことになった時に初めて、管理表の扱いを改めることを意識するんだと思う。

そう思うと結局手厚いマニュアルも、自己満足に過ぎなかったかも…と虚しい気持ちになったりした。

 

そうこうしているうちに定時になり、慌ててチーム全員宛に御礼のメール(3行程度のあっさりすぎるもの。1年間も働いてないしこの程度が無難だろう。)を送り、デスクトップのフォルダ、ファイル、ショートカットを削除した。

デスクトップのを削除しただけなのに、「消しちゃいけないものまで消したかも」と何故か不安になった。

システム部門もあるというのに、この会社にはパソコンからユーザー情報を一括削除するような、フォーマットツールはないらしい。だから自分でパソコンの中身を綺麗にしないといけなかった。「ま、まじか…」。

他にもそう感じるエピソードはあったが、詳しく書くとまずい気がするので書けない。「性善説を地でいく会社」だと思った。良くも悪くも。

 

次の仕事に向け、少しお休み。