4月から新しい派遣先で働き始めて丸2ヶ月が経とうとしている。
今やっているのは、ざっくり言うと「データを集計・加工して資料をつくる」お仕事。
vbaを一から組める程度のスキルがあることが契約成立の決め手になったと私は思っていて(それは多分間違っていない)、
だからこそ「マクロをガリガリ修正するのかな」とドキドキしながら働き始めたのだけど、今のところそんな作業はほぼない。
むしろ1,000行×100列にExcel関数がもともと仕込まれているような(元データがあるシートから、必要列のデータを転記してくるための関数が大量に仕込まれている)、ファイルを開くだけで数十秒待つような、「これ作ったやつ出てこい」と言いたくなるような作業ファイルを使って手作業でチクチクと資料を作っている。
どうやら実務のレクチャーをしてくれるAさんが、その前任者から引き継いだファイルたちらしい。
AさんもOAスキルがある方なので、そのファイルや仕組みについて改善できることは山のようにあるはずなのだけど、今まで手をつけてこなかったらしい。
なんでやねん。と思っていたけれど、Aさんから連日22:00前後に業務メールが届いている現状を見て理解できた。単純に、改善するために使う時間と労力がなかったからだった。
「仕組みを作る」ことってすごく手間がかかる。
鬼のように重いファイルと複雑な作業工程をどうやって改善するか。その「『どうやって』を考えること」。
例えばマクロで自動化することにするとして、今どう処理がなされて結果どういう成果物ができるのか?「現状を知ること」。
いざコードを書くことになったとき、中断されないまとまった作業時間を確保すること。隙間時間にもできなくはないけど
- どこまで作業していて
- 次することは何か
を作業を再開するたびに思い出すことから始まるのでどう考えても効率が悪い。
そんなこんなで「効率悪ぃ…」と思いながらこのファイルで作業していたんだろうな。
で、私も作業しながら、ファイルでやらんとしていることの大枠を掴んできた。
「今の作業の仕組みを改善することが私に今一番求められていることなんだろうな」と理解したし、いいようにしてOKとも言われたのでガリガリとコードを書いている。
プログラマーをしていた頃を思い出す。あの頃は仕事がつらくてたまらなかったけど、コードを書いて想定通りにモノが動く瞬間は楽しくて大好きだった。
そんなこんなで3月までしていた仕事より楽しく働けている。今日もこれから出勤してコードを書く予定。